毎日よく雨が降るとは思っていたが、6月中旬以降の九州南部の日照時間は平年の6割以下なのだそうだ。鹿児島県の地方新聞『南日本新聞』の朝刊にそんな見出しが出ていた。さらに記事を読んでみると、7月に入ってからは、大口市でなんと平年の22%、ここ鹿児島市でも26%と、思っていた以上に日照時間が少ない。今後1週間もその傾向が続くという予報が出ている。
農作物への被害は今のところ目立ってはいないが、タバコや早期水稲などに影響が出ているようだ。収穫期に差し掛かったタバコは日照不足で成熟が進まず、上位等級の葉が減少。早期水稲はもみの数が少ない上に充実が進まないため、品質や収穫量の低下が心配されているらしい。
大雨で災害が出るのも困るが、空梅雨だと水不足や農作物の生育不順に繋がるので梅雨期にはそれも困るなどと思っていたのだが、今年の雨は、ちょっと度が過ぎているようだ。
「小さな花」と題して、その変化の様子をお伝えしてきたムシトリナデシコ。大雨で折れてしまった後、蘇生を願って、枯れた部分が邪魔にならないようにと、折れたところから剪定してみたのが7月2日のことだったが…。


日照不足のせいか否か、僕には分からないのだが、それから9日が経過した今、小さく出ていた緑の新芽も枯れ落ちてしまい、茎の部分だけが小さく残っている。