随分前にラジオで聴いた話。
日本語の慣用句について、何人かで座談会が行われていたのだが、その中で、山形弁を話すアメリカ人として知られるダニエル・カール氏が、「体を変形させるような表現が多い」と言っていた。
「彼は、なかなか目の高い奴なんだが、それにしては腰が低くて、顔も広い」
これを字義通りに受け止め、カタツムリのような目、馬鹿でかい顔、異様に足の短い宇宙人のような姿を思い浮かべたという。
さらに、そういう奴が首を長くして待ち、喉から手を出し、障子には目があり、壁には耳がある。まるでエイリアンの世界だと思ったそうな。
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