fc2ブログ
  1. 無料アクセス解析

TOP PAGE


Web 検索


ブログ内検索


写真をクリックすると、掲載記事に移動します


最近の記事


Google Adsense


月別アーカイヴ


ブロとも申請フォーム


最近のコメント


Google adsense


遣り切れない

 このブログに、ジャニス・ジョプリンが“Cry baby”を歌っているYouTube動画を埋め込んだ日だから、25日のことになる。もう5日経ったのか…。

 その知らせは、子供の頃から知り合いで40代半ばの女性・真由美(仮名)を通じて入ってきた。我が身に直接降りかかってくるようなことは何も無いのだが、遣り切れない気持ちを持て余し気味だ。

 真由美はバツイチで3人の子持ち。今の世の中ではそれほど珍しいことではない。夫と分かれたのは、確か12年前だったか。

続きを読む »

スポンサーサイト



小さな花 受難

 コンクリートの隙間から根を張り元気に咲いていたムシトリナデシコ。
(※前の記事2つ)
小さな花
小さな花 その後

 23日、24日の強い雨で、こんな痛々しい姿に…。
20070629202151.jpg

続きを読む »

 中学2年のとき、当時一緒にバンド活動をやっていた1人が、1枚のシングル・レコードを貸してくれた。Led Zeppelinの“Whole Lotta Love”(邦題「胸いっぱいの愛を」)。所有していた再生装置がショボかったせいもあって、初めて聴いたときは良さが分からなかった。ただ、曲の中ほどで聞こえるノイズや喚き声が猥雑で妙に印象に残った。中学生だった自分が踏み入ってはいけない禁断の世界を覗くような思いだった。
 同じレコードを、友人宅の音の良いステレオで聴いたとき、そのド迫力にぶったまげた。ヘヴィーなサウンドと感情の炸裂に大感動。ロックこそはこの世で最高の芸術だと思い込んだ。ハード・ロックにのめり込むことになった記念すべき曲がこの“Whole Latta Love”なのである。譜面として見ると単純極まりないのだが、4人の神懸ったようなプレイが、奇蹟を生んでいる。この曲に関しては、どんなライヴ音源より、このスタジオ録音が群を抜いて素晴らしい。

 昨日テレミンについての記事を書いたので、その楽器をを操るジミー・ペイジのライヴ映像を探していたら、これが出てきてしまった。スタジオ録音に、映像を張り合わせてあるが、これがよく出来ている。「特別な1曲」も、最近ではやや色褪せ、青春記の思い出として遠ざかりつつあったのだが、この動画を見て、久しぶりにわくわく感が戻ってきた。

 ところで、ギターのアドリブ・フレーズの中に、長3度という途轍もなく幅の広いポルタメントが出てくる。ギターについては詳しくないのだが、普通のチョーキングではこんなに広い音程アップは無理ではないかと思うのだが、一体どうやってるんだろう?



Led Zeppelin II Led Zeppelin II
Led Zeppelin (1994/07/21)
Warner
この商品の詳細を見る

Led Zeppelin Led Zeppelin
Led Zeppelin (1994/06/21)
WEA/Atlantic
この商品の詳細を見る

テルミン Theremin

 レッド・ツェッペリンの『胸いっぱいの愛を』で、効果音として使われているのを聴いたのが初めてのテルミン体験だったが、旋律楽器として駆使するためには、優れた音感と熟練が必要。演奏中の映像を見ると、魔法の透明楽器を見ているようで、ちょっと不思議な感じがする。

 ロシアの発明家、レフ・セルゲーエヴィッチ・テルミンによって1919年に発明された史上初の電子楽器。テルミン本体に2本のアンテナがあり、それぞれのアンテナに近づけた一方の手が音高を、もう一方の手が、音量をコントロールする仕組みになっている。

 2人の演奏家による、サン・サーンス作曲『白鳥』聴き比べ。個性がはっきり出るのが面白い。

竹内正実



Clara Rockmore

大好きな写真

20070626205305.jpg


 この写真、ミクシィで知り合った方の息子さんの写真なんですよ。
 いいでしょ? 
 37年も前に亡くなっているのだが、今でも女性ロック・シンガーと言えば、真っ先にこの人の名前が思い浮かぶ。

 Janis Joplin 1943年~ 1970年 アメリカ

 ブルースの影響を強く受けた圧倒的な歌唱力で、1960年代のロックシーンを代表する歌手となる。
 1970年10月4日、アルバム『Pearl』の録音のため滞在していたロサンゼルスのホテルで死亡されているのが発見された。享年27歳。使用したヘロインが通常のものより高純度であったため、致死量を越えたことが原因。録音中だったアルバムの収録曲のうち、Mercedes-Benzはアカペラの仮録音、そしてBuried Alive in Blues は本人の歌が録音できないまま演奏だけが収録されている。遺灰はカリフォルニアで海へ撒かれた。

 後に彼女の姉妹が著わした手記『Love, Janis』には彼女が知的でシャイ、繊細な家族思いの人物であったことが記されている。

“Move Over”


“Cry Baby”(Live in Toronto 1970)


 敢えて、EL&Pカテゴリーで御紹介。

 カール・パーマー(Carl Palmer)が敬愛するジャズ・ドラマー、バディ・リッチ(Buddy Rich)の1970年のソロ・パフォーマンス。
 Emerson,Lake&Palmerデビューの年です。



 
 激しい雨。雷鳴轟かせ、空全体から大地に向かって叩き付けるように落下する膨大な量の水。フロントグラスに叩きつけ、視界を奪い、運転することに恐怖さえ感じるほどの大雨。時には災害を引き起こし、人の命を奪う。

 そんな雨のことを、日本語では「バケツをひっくり返したような」と喩える。

 いつだったか、水を張ったバケツをひっくり返して水を撒いたときのこと。
 パシャ!と一瞬音をたて、地面の一部をちょっと湿らせ、そして何事も無かったかのような静寂が漂った。

 ― ショボイなぁ…。バケツをひっくり返したような雨って、こんなんかい?

 古池や 蛙飛び込む 水の音

 情緒的には、この歌とさほど変わらん。

 その時以来、正直言って「バケツをひっくり返したような雨」という表現が、ギャグみたいに思えてしょうがない。

ZARD

 ZARDのヴォーカリスト坂井泉水さんが入院中の病院の非常階段から転落死してから、3週間余りが経過した。

 そのニュースが伝えられた翌日、仕事先で20代の男の子が、朝顔を合わせると開口一番「昨日のニュースにはへこみました」。

 僕は世代的にも、ジャンル的にもZARDを好んで聴いた体験は無いが、さすがにそのユニット名は知っていた。CDショップから貰う宣伝用のチラシなどでよく目にしたからだ。最初は、そのザラザラした響きから、B'zやMr.チルドレンのようなロックバンドかと思っていた。つまり、文字情報と実際の音が全く結びついていなかったということ。興味の対象から外れてしまうとそういうものなのだ。そのうち、ヴォーカルが女の子だと言うことを知ったが、僕が受け取った情報はそこで止まっている。ZARDとは、僕にとって「遠く離れた若い人たちに受けているアーティスト」に過ぎなかった。

 この訃報で、身近な青年を含め、僕より若い世代の多くのファンが「支えられたのに」「勇気付けられたのに」と、逝去を心から悼んでいる様子が気になり始め、そのライヴの様子を知りたくて動画を探してみた。ヒット曲の筆頭に挙げられる『負けないで』。たぶん、何気なく耳にしている歌なんだろうなぁ、と思いながら…。

 コンサート会場で、坂井は、熱狂するオーディエンスに向けてメッセージを送っていた。

  負けないで
  もうすこし 最後まで走りぬけて

  なにが起きたって ヘッチャラな顔して
  どうにかなるサと おどけてみせるの 

 なるほどと思った。こういうメッセージは、多くの若い人々を勇気付けただろうと思う。歌っている姿は、ごく普通の素直な女の子という感じ。亡くなってしまった今、ひたすら相手を勇気付けようと訴えかけている姿に胸が痛む。

 ベスト・アルバムの売上が急上昇した後、他のアルバムも揃って売上が伸びているという。購入層は、従来の若年そうから中高年にまで広がっているらしい。


 ご冥福をお祈りします。



 
 4月29日、「気になる空間」というタイトルの記事を書きました。

 本日、再びその前を通る機会があり、今日はカメラ持っていたので、写真を撮らせてほしいと願い出ると、快く承諾してもらえました。

続きを読む »

 アルバム『サハラ』をリリースした頃のMcCoy Tynerの動画が無いかとYouTubeで探していたら、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンのクインテットによる“So What”のセッション映像に辿り着いてしまった。

 動画がスタートして間もなく、アドリブに入った直後のマイルスの演奏する姿と音に驚嘆してしまい、そのままグイグイと引き込まれてしまった。何と表現したら良いのかちょっと適当な言葉が思い浮かばない。ジャズに興味の無い人でも、この映像から「何か」を感じるのではないだろうか?
 その後に出てくるコルトレーンも悪くないのだが、どうにもマイルスの余韻が余りにも強烈で、霞んでしまう。


 朝起きてみると、昨夜の土砂降りが嘘のように晴れていた。

20070618203344.jpg

20070618203401.jpg


 「五月晴れ」という言葉は、元来このような梅雨の晴れ間のことを指していた。旧暦の五月は、梅雨時にあたる。

 そこでふと思った。

「五月蝿い(うるさい)」という言葉も、6月の蝿のことを指していたのではないだろうか?

続きを読む »

 フリー(Free)
 1969年3月、イギリスのアイランド・レーベルより、アルバム「トンズ・オブ・ソブズ」でデビュー。結成時のメンバーは以下の4人。

 ポール・ロジャース(Vo)
 ポール・コゾフ (G)
 アンディ・フレイザー(B.Key.Vo)
 サイモン・カーク(Ds)

 サード・アルバム「ファイアー・アンド・ウォーター」からカットされたシングル「オール・ライト・ナウ」が全英チャート1位となる。

 中高生時代、バンド仲間からLPを借りて聴いたことがあり、ヒットした「オール・ライト・ナウ」などは耳に記憶に鮮明だ。当時は、このバンドを特に気に入って聴いたということはなかったが、その頃聴いた70年前後のロックは、後になってから特別な思い入れが生じ、ヴォーカリストのポール・ロジャースの声などは、どういうわけか、30代半ばになってからえらく好きになった。

 この動画は、「オール・ライト・ナウ(All Right Now)」70年のライヴ。
 こうも音数の少ないシンプルなアレンジで「聴かせる演奏」をするには、メンバーの音楽的個性によほど魅力がないと難しい。



Fire and Water Fire and Water
Free (2001/10/08)
Island
この商品の詳細を見る


Free Live Free Live
Free (2002/02/04)
Island
この商品の詳細を見る
 南日本新聞の朝刊経済面に、「鹿児島ラーメン全国に」というタイトルの記事が出ていた。鹿児島県内の若手ラーメン店主3人が、共同メニューを開発し、6月からそれぞれの店で売り出し、客の評判も上々で、博多ラーメンのように全国から客を呼べるブランド商品を目標にしているという。その名も「大人の黒トンコツラーメン」。

※「南日本新聞に掲載された記事」

 よくよく読んでみると、3人のうちの1人は、ミクシィでマイミク登録をしているアイアイラーメンの店主さんではないか! 

 マイミクであるというだけでなく、インターネットでの評判も良いので、以前から行きたいと思っていたのだが、我が家から少し遠く、何となく切っ掛けを掴めずにいた。新聞記事を読んでいるうちに、その新作ラーメンを、是非とも今日食べたくなった。

店の外観

20070616200746.jpg

エネルギッシュなデザインで、新メニューをでっかく宣伝してある 

店内の様子
20070616200814.jpg

 画面右隅に「麺の湯切りをする時のかけ声 せぇ~のっ!! ホイッ、ホイッ、ホイッ!! みなさんもご一緒に」と書いた布が下がっているが、厨房スタッフが実際に声を合わせて「ホイッ、ホイッ」とやっているいる。活気があって楽しい。

カウンターに置いてあるメニュー
20070616200832.jpg

ご覧のように、元気な筆跡で「おいどんがしょうゆ」「おごじょの潮」その他、工夫を凝らした名前が並んでいる。

 お目当ての「大人の黒トンコツ」は、夜のみの限定メニューで、ちょっとがっかりしたが、HPのトップに紹介してある「薩摩おごじょラーメン」を食べてみることにした。
20070616200856.jpg

 薩摩地鶏をベースに天然ミネラルたっぷりの沖縄産の塩で仕上げたスープと、ちょっともちもちしたのオリジナルの細麺が特徴の塩ラーメン。あっさりとしてコクがあるのが売り。
 鹿児島の人は柔らかめの麺が好きなのだが、県外客にはそれが「麺が伸びている」と感じられ不評を買うこともあるのだが、その店ここの麺は、県内外の客に受け入れられそう。
 「おごじょ」とは、鹿児島弁で「女性」の意。店のHPによると「優しさの中に芯のある、しっかりした鹿児島の女性。そんなイメージで、ラーメンを作りました」
 なるほどね! ミネラルたっぷりの体に優しいスープと、柔らかすぎないしっかりとした麺。そういう意味合いがあったのか!
 
 うっかり胡椒を振り過ぎてしまい、微妙なバランスを崩したかもしれない。あっさりとした塩味とちょっとピリッとした辛味を感じたのだが、それがスープの味なのか胡椒によるものなのか分からないという始末。僕は、辛味は好きなのでちょうど良かったのだが…。
 そこで、あるサイトに書かれていた感想を紹介させていただくことにする。

  *** *** *** *** *** ***

 麺はオリジナルの中細麺、スープは名古屋コーチンと魚系ダシを使った地鶏ベースであっさり透きとおったスープです。とろろ昆布まで入って、和風です。
 一口食べた瞬間「ん~まろやか、これは旨い!」。玉子の黄身がとろっとしてこれもまたいい味出してます。
 こんなに美味しい塩ラーメンが鹿児島にあったのかというのが実感です。

  *** *** *** *** *** ***

 おいしかったので、スープ飲み干しました。
20070616200917.jpg

 スープが無くなると、下からこんな文字が出てきます。


 昼間食べられなかった「大人の黒トンコツ」。これをどうしても食べたくて、夕方再び新栄町へ。同じラーメン屋に1日2回行くのは、生まれて初めてだ。夜の部のスタート時刻6時きっかりに間に合うように30分以上前に家を出た。

 そしてようやく出会えたこのラーメン。
20070616200942.jpg

 豚のスネを長時間煮込んで仕上げたというスープは、こってりしているがしつこくなくコクがあってまろやか。最初に口にした瞬間、美味いと思った。そして、その印象は最後まで変わらず。
 20070616210403.jpg

 最後の一滴まで飲み干した!
 日本におけるヒューマノイドロボットの研究開発は、目覚しい成果をあげ、本田技研工業の開発したASIMOは、今や世界中のイヴェント会場で大活躍。



 この分野が日本の独壇場となっているのは、鉄腕アトム、ドラえもんなど、人間味のあるロボットを主人公とするアニメの影響で、良きパートナーとしてのロボット像が根付いているからだと言われています。

 でも、時にはこんなアクシデントが発生することもあります。



 単に「機械が故障した」という感じでなく、痛ましい事故を見ているような気分になります。存在するはずのないアシモ君の「痛み」や「無念さ」を感じてしまうのは、やはり「アトムの国」日本で育ったからでしょうね。
 1901年ラヴェル26歳のときの作品。 ガブリエル・フォーレに献呈されています。

 リストの『エステ荘の噴水』(Les Jeux d'Eaux à la Villa d'Este )から影響を受けたと言われています。原題(フランス語)“Jeux d'eau”は日本では『水の戯れ』と直訳され、これが定着しています。誤訳とは言えませんが、jeu d'eau(複数形でjeux d'eau)はフランス語の熟語で「噴水」を意味します。一瞬一瞬変化する美しい水の動きや煌きを、大胆かつ繊細な手法によって、溢れるような詩情をもって描いています。

 「水の戯れ」はラヴェルの名前を最初に高めた作品で、同時代の同じフランスの作曲家ドビュッシーに影響を与えたと言われています。数あるピアノの名曲の中でも、僕にとって特別な1曲です。多くの演奏家による録音が残されていますが、個人的にはサンソン・フランソワの残した録音が、最も好きです。彼独特の煌くような音色、凄まじい集中力とファンタジーに満ちた演奏で、僕などは聴いていると別世界に引きずり込まれるような気分になり、演奏終了後、ふと我に帰りため息が出てしまいます。

ラヴェル:ピアノ全集(1) ラヴェル:ピアノ全集(1)
フランソワ(サンソン) (2003/07/24)
東芝EMI
この商品の詳細を見る


 YouTubeにアップされているアルゲリッチの演奏は、それとは趣が異なりますが、技巧の冴えと音色の美しさ、自在にテンポを動かしての自由な表現は魅力的です。



 参加中のランキングです。ご協力よろしくお願いします。
   ↓
FC2 Blog Ranking
20070506170154.gif


鹿児島ブログナビ
鹿児島ブログナビ

 関東・甲信地方もようやく梅雨入りしたようですねぇ。平年より6日も遅かったらしいです。「鬱陶しい」なんていう人もいらっしゃいますが、空梅雨だと水不足で困るし、やはりこの時期にはちゃんと雨が降るのがよろしいようです。

続きを読む »



 ビートルズを真似た和製ビート・ポップ・バンド、グループ・サウンズがブームとなり始めた中でデビューしたザ・タイガース。ジュリーこと沢田研二の甘い歌声と端正なルックスが少女達の人気を集め、あっという間にトップ・グループに上り詰めます。『君だけに愛を』で、その沢田の“指差しポーズ”が、ファンの少女たちを熱狂させ、同時に大人たちの顰蹙を買った後に発表されたのが、この『花の首飾り』でした。
 歌詞は、雑誌『明星』で一般公募されたもので、当初は『銀河のロマンス』のB面として発表されましたが、ラジオ番組でリクエストが殺到し始めると、シングルレコードのジャケットも変更され、「両A面」扱いになりました。
 ロシア文学『白鳥の湖』を思わせるメルヘンの世界。曲調もそれまで沢田の陰に隠れていたトッポこと加橋かつみのハイトーンヴォイスの魅力を十二分に引き出すもので、突如として出現した彼の人気も急上昇します。「タイガースは嫌いだが、この曲は好き」という新しいファン層を獲得し、結果として、タイガース名義で発表された全シングル中、最も売れた曲となったのです。
 この事実を、沢田研二は後に「リード・シンガーだった自分にとって屈辱的なことだった」と語っています。「売上の中には、『銀河のロマンス』を聴きたくて買った人の分も含まれているはず」と、証言が具体的なところからもその気持ちが強く伝わってきます。
 この動画を見ると、リード・ヴォーカルをとっている加橋の生き生きとした表情と、沢田研二の気抜けしたような表情が対照的で、それが強い印象を残します。

 グラビア・アイドル、ジュリーを前面に打ち出し、歌うことよりも写真撮影やテレビ局、芸能雑誌の取材に明け暮れることに嫌気が差していた加橋は、『花の首飾り』のヒットで自信を得て、この頃から、タイガースを辞めたい意向をメンバーにもプロダクションにも伝えています。
 人気獲得のためのイメージ戦略として、「友情に裏打ちされた固い結束」を打ち出していたため、メンバー間の亀裂はプロダクションにとっても望ましいものではありませんでした。

 しかし、その作られたイメージを保持し続けるのもその1年後には限界に達し、リハーサル中、加橋が突然姿を消し、そのまま除名となるという騒動が勃発します。
 これは後に、プロダクションによって準備された茶番であることが明らかにされます。「芸術家肌で、自分の理想実現に向かって突き進みたいトッポが、それを貫くために姿をくらまし、残されたメンバーが途方に暮れる」という準備された筋書きを皆が演じたのです。気まぐれで失踪したはずの加橋は、それからわずか1ヵ月後にはパリでソロ・アルバムをレコーディングしています。事の運び具合からも、脱退以前から準備が進められていたことが伺われます。

 ※この動画で、正規盤より手の込んだアレンジがあったことを初めて知りました。
 3年前福岡に行ったとき、帰りの新幹線で退屈しのぎに読もうと、キオスクで文庫本を1冊買った。キオスクに陳列してある数少ない中から、幾分なりとも接点のあった著者が、落語家の柳家小三治。『ま・く・ら』というタイトルで、内容はよく確かめずに買ったのだが、座席に着いて本を開いてみると、噺の枕をまとめたもので、文体は小三治さんの喋りを録音してそのまま文字にしたものだった。語られた言葉から噺家独特の間やリズムを取り去ってしまうと、遊びの多い表現がやたらと回りくどく感じられ、すぐにページを閉じてバッグに仕舞い込んでしまった。

続きを読む »

 オーストラリア出身のオールドタイム・ジャジーAORシンガー。アルバム『Bad Habits』(邦題は『酒と煙草とスィングと』)が日本で発売されたのが1982年。
 初めて聴いたのはNHK-FMの番組でだった。AORの男性歌手として、クリス・レアやバーティ・ヒギンスらと日替わりで紹介されていた中で、このビリー・フィールドの歌声が最も気に入った。
 
 その後、キリンのウィスキー「NEWS」のCMで使われ、「You'll Call It Love」を繰り返し耳にするようになった。映像がどんなものだったか、具体的には思い出せないのだが、曲とのマッチングが良く、曲に対する恋慕の情が募り(笑)矢も盾も堪らなくなりLPを購入。

 CDでの復刻はかなり遅かったと思う。ある時期、毎年CDカタログでチェックしていたのだがビリー・フィールドのアルバムは何年間も未掲載のままだった。(当時、僕はCDを大量に注文する優良客だったので、CDショップから分厚いカタログを無料で貰っていた。)

 そのうち探すのも諦めてしまい、名前を思い出すことも少なくなり、半ば思い出の中に埋もれた感じになっていたのだが、ふと思い出してYouTubeで検索してみたら3本ヒット(うち2本は、同じ曲)。嬉しさついでに「ひょっとしたら!」とAMAZONでも検索してみたら、『酒と煙草とスィングと』がCD復刻されていた。
 小粋なジャズ・テイストと、幸福感溢れるハスキー・ヴォイスがたまらん!! 


■You Weren't In Love With Me [これはジャズ風味は希薄]


■Bad Habits (1981) [ビッグ・バンドを従え、嬉しさ一杯といった表情で歌っている]


 最も紹介したいのは「You'll Call It Love」なんだけど、残念ながらYouTubeでは見付からなかった。

恋とタバコとスウィングと 恋とタバコとスウィングと
ビリー・フィールド (2004/07/07)
インディペンデントレーベル
この商品の詳細を見る



 参加中のランキングです。ご協力よろしくお願いします。
   ↓
FC2 Blog Ranking
20070506170154.gif


鹿児島ブログナビ
鹿児島ブログナビ

小さな花 その後

 コンクリートの隙間から根を張ったムシトリナデシコ。
 出会ってから5日後の6月11日、花の数を増やしていた。
  (前の記事⇒小さな花
20070624211923.jpg

続きを読む »

 少し前、鹿児島ラーメン『くろいわ』のカップ麺がファミリーマートから発売されたが、今度は、ローソンから、『鹿児島ラーメンラ豚とろ』のカップ麺が発売されるらしい。

 鹿児島に帰ってきてから、人気店のラーメンを食べるのが楽しみの1つになっている。

 長野にいた頃は、『くろいわ』『こむらさき』ぐらいしか知らなかったが、ラーメンのガイドブックを入手したり、Webサイトを覗いたりしているうちに店の名前をずいぶん覚えた。これまでに訪れた店も20軒ぐらいになる。

 天文館にある『鹿児島ラーメン豚とろ』にも行った。夜遅く、確か11時半ごろ行ったのに店は満席で、店の隅っこでしばらく待った。
「豚とろ」という首回りの部位を使ったチャーシューは、とろけるような柔らかい食感が特徴。中太麺との濃厚なトンコツスープの組み合わせが美味かった。

 今度発売されるカップ麺は1個365円と、カップ麺としては高い。オリジナルが550円なので、かなり割高感があるが、もしかすると本物の豚とろチャーシューを使うのだろうか?
 発売日は6月26日。

 この『豚とろラーメン』、鹿児島に住んでいなくても通販で入手できる。『豚とろ』の他に、『味工房みその』の「まぐろラーメン」、『三平ラーメン』の「黒味噌ラーメン」という人気3メニューのセットになっている。
 『みその』のまぐろラーメンも、串木野まで食べに行ったが、これも美味かった。カツオと昆布のダシを加えたスープはあっさりとして上品な味。「魚のスープって、生臭くない?」と訊かれることが多いが、そんなことは全くない。最高ランクの味だった。
 『三平』は、以前から噂は聞いていて、一度行ってみたのだが、待ち客の多さに気圧されて、その日は諦めてしまった。

【楽天】
■鹿児島ラーメン繁盛店新御三家セット(豚とろ・まぐろ・黒味噌)6食入

 
※続報 ⇒ 『豚とろ』カップ麺を食べた!

 参加中のランキングです。ご協力よろしくお願いします。
   ↓
FC2 Blog Ranking
20070506170154.gif


鹿児島ブログナビ
鹿児島ブログナビ
DSC00008.jpg


 あの火山島には、桜の木が多いわけではない。それなのになぜ「桜」の「島」と書くのか不思議に思う人が多いようだ。

 これについては、次のような3つの説がよく知られている。

①大爆発とともに島が出来たときに、桜の花が海一面に浮かんでいたのでこう呼ばれるようになった。

②10世紀中頃、大隅の守(かみ)として赴任した桜島忠信の名前に因んでいる。

③桜島の五社大明神社(袴腰にある月読神社のこと)に祭られている木花佐久夜姫(コノハナノサクヤヒメ)に因んで「サクヤ島」と呼ばれるようになり、それが「サクラ島」となった。

 奈良時代後期には、当時の噴火関係資料に見られる記載から、桜島は「麑嶋(鹿児島)」と呼ばれていたと考えられている。桜島のことを指していた地名が次第に拡大され、対岸の鹿児島湾北岸を指すようになり、中心地であった鹿児島市の地名、そして県名としても使われるようになったのである。

 鎌倉末期以降は、「向島(向之島)」と呼ばれるようになった。現鹿児島市からみて、海の向こうにある島という意味である。
 桜島と呼ばれるようになったのは、文明8年(1476年)頃からで、その頃は、まだ旧名の「向島」と併用されていた。「向島」という名が使われなくなったのは、それから200年余が経過した元禄11年(1698年)頃のことである。

 こういった経過と照らし合わせると、上記3説のうち①と②は、由来となった事柄と、呼び名が使われるようになった年代が、時間的に遠く隔たっており、信憑性は低いと思われる。ちなみに、桜島が誕生したのは2万5000年前である。

 以上3つ以外に、こんな説もある。

④桜島という語は、「サ・クラ・ジマ」からなり、サは接頭語、クラは断崖・崩壊谷あるいは険しい斜面をもった山、という意味。そこから「桜島」となった。

 これが一番もっともらしいと言えるが、実は確かなことは分かっていない。

※写真は、2003年11月、城山展望台から携帯電話のカメラで撮影したものです。

 日本人がミス・ユニバースに選出されたとのニュースを見て、そのときの映像をYouTubeで探したわけだが、最初に見たときにやってきたのは、ちょっとした混乱だった。

 混乱の原因は、日本代表の森理世さんと韓国の代表と容姿が似すぎていていたことにある。

 それまで、森さんの顔も1枚の写真で見ただけだったし、スペイン語でのアナウンスも国名以外は何を言っているのか分からない。そんな中で「ミス・コリア!」の場内アナウンスに続いて、「なんで森さんが出てくるの?」と思ってしまった。

 2度目は、そんな混乱を避けるために、場内アナウンスに耳を傾けると同時に、国名が記されたタスキを食い入るように見ていた。

 その後、アメリカのメディアで、「森理世は整形している」という記事の証拠写真として韓国代表の写真が掲載されたり、日刊スポーツで森さんを紹介する記事に韓国代表の写真が誤って使われたりといったハプニングが伝えられたときは、いかにも起こりそうなことだと思った。

 もう1つ感じたことは、

 森さんの容姿が、日本でタレントとして人気の出るタイプではないということ。

 我が国の人気タレントの姿も、昔とは随分変わってきた。タレントの若年化が進み、童顔が好まれるようになった。

 僕が生まれる20年前に銀幕デビューした女優、原節子さんと今の人気タレントの写真を並べてみると、同じくらいの年齢でも、まるで親子みたいに見える。

 そういった時代の流れを考慮しても、日本において、森理世さんのような風貌がスターとして好まれた時代はない。

 しかし、海外から発信されるアジア人女性モデルのイメージとは重なるものがあり、欧米と日本では求められる理想の女性像も違うということを感じた。

 ネットで「ミス・ユニバース“世界一の美女”の基準は?」という記事を見た方もいらっしゃると思う。そういった記事が露出してくるというのも、疑問を感じた日本人が少なからずいることを想定してのことだと思われる。

 世界最高の美女はどのような基準で選ばれるのか。

 水着審査やドレス審査で要求される“外見的な魅力”と同等かそれ以上に重要視されるのが“内面の美しさ”。

 「美しい内面」と言っても、日本で評価される「決してでしゃばらない、分をわきまえた美徳」などとはかなり違うようだ。

 ミス・ユニバースになれば1年間にわたってニューヨークを拠点に世界各地を回り、HIV撲滅運動に参加しなければならない。

 その間、各地のミス・コンテストで王冠を渡したり、メディアへの対応などもあり、スケジュールは超過密。
 
 「それに耐えられるか否か」

 それが選考基準の大きなウエイトを占めている。

 各国の代表は、審査の行われるほぼ1カ月前に開催国に入り、その後の普段の生活態度、特に人との接し方が観察される。

 今年の場合、77人の美女たちは5月2日にメキシコに結集し、審査会当日の28日まで各地で現地住民と交流し、HIV(エイズ・ウイルス)撲滅のチャリティー・オークションに参加した。初対面の人ともうまくコミュニケーションできるか、疲れた時でも積極的でいられるかが試されている。

 森さん自身、受賞の理由を「ステージ上で心から楽しんでいるというのを審査員に伝えられたのでは」と分析する一方で、「審査会までの活動が評価されたと思う。私が得意な点でしたので、ラッキーでした」とも語る。

 英会話能力については、事務局は「まったく審査の対象ではない」としているが、森さんは「コミュニケーションの道具として、英語が話せることは有利だったと思います」と語る。

 静岡市出身の森さんは4歳でダンスを始め、高校の時にはダンスを学ぶためにカナダに留学しており、英会話に不自由はない。

 過去の優勝者をみると、米国が7人で最多。以下、プエルトリコ5人、ベネズエラ4人、スウェーデン3人。トリニダードドバゴ(2人)やコロンビア、ペルー、チリなども優勝者を出しておりラテンアメリカの強さが際立つ。

 森さんは、こう語る。

 「彼女らの自分をアピールするエネルギーはすごい。パーティーなんかでは司会者のマイクを奪って歌い出し、まるで自分たちのコンサートのようにしますから」
 
 以上を踏まえると、「ミス・ユニバース」は、「日本におけるミス○○」とはかなりニュアンスが違っているようだ。

 
※ソース
毎日新聞:ミス・ユニバース “世界一の美女”の基準は?

EL&P 東京1972

 中学・高校時代、キーボード小僧だった頃憧れたキース・エマーソン。中学時代にはザ・ナイスのLPを買い漁り、ナイス解散後、高校入学の直前にデビューした新グループ、Emerson,Lake&Palmerは、理想のキーボード・トリオとして輝いて見えた。

続きを読む »

 ミスユニバース世界大会で日本代表のバレエダンサー、森理世(りよ)さんが優勝したというニュースは、もうご存知のことと思います。日本人の優勝は、59年の児島明子さん以来、48年ぶりの快挙だそうですね。

 そこで、決勝大会の動画をYouTubeで探してみたところ、スペインのテレビ放送がアップされていました。そこで話されるスペイン語のイントネーションが、どうも名古屋弁に似ているように思えて仕方がないのですが、あなたはどう感じるでしょうか? よかったら動画で聞き比べてみてください。

続きを読む »

小さな花

20070606214332.jpg


 門を出て右へ数メートル歩き、ふと足元を見ると、身の丈数センチという小さなピンクの花が咲いていた。

 道路の隅のコンクリートの僅かな隙間から根を張り、芽を出し、ほとんど誰も見ていないところで、ちょっとおどけてバレリーナみたいなポーズを取って咲いているみたいに見えた。

 ― お、がんばれよ!

 と声をかけたくなった。


 ある人が、この花の名前を教えてくれた。
 「ムシトリナデシコ」というのだそうだ。

続きを読む »

桜島 降灰

 昨日の桜島の噴火で、我が愛車も灰を被って、この姿。
20070606222808.jpg

続きを読む »

 「凸凹」と書いて「デコボコ」、「凹凸」と書いて「オウトツ」と読む。「凸」も「凹」もれっきとした漢字なのだが、どうも記号のようにしか見えない。他の漢字、例えば「空」を見れば「そら」、「窓」を見れば「まど」という具合にすんなりと読めるが、「凸」も「凹」も、他の漢字と違って、響きを伴ってこちらに語りかけては来ない。僕にとって、この2つの漢字は全く沈黙したままの「形」でしかなく、知識として読み方を知ってはいるものの、「読んでいる」という感覚が無い。

 たとえば、こんな文章があったとする。

続きを読む »


Powered by FC2 Blog