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 鹿児島市平之町のどこかに、向田邦子住居跡地があることは知っていたが、本日初めてその場を確認。実は、この前を通ったのは今日が初めてではない。今日も、一度は気づかずに通り過ぎてしまった。再度ここに戻ってきたとき、初老の男性が見入っていて、その視線の先に石碑があることに気づいた。それほど何気ない場所なのだ。

 向田さんが10歳のときからの2年間を、家族と共に過ごしたこの地は、中心街からそれほど遠くない。歩いて出ることも十分可能。だが、城山の麓にあるこの一角は、傾斜が急で道も細く曲がりくねっており、町並はあまり綺麗だとは言えない。現在は、付近にマンションや病院などのビルと、一戸建ての個人宅が無秩序に並んでいるが、昭和14年~16年当時はもっと落ち着いた景観を見せていたに違いない。 
 
 説明文を読むと享年51歳。奇しくも今の僕と同じ年齢。あまりにも若い死だったことを、今日改めて思わされた。

 ― 故郷の山や湖を持たない東京生れの私にとって、鹿児島はなつかしい「故郷もどき」なのであろう。

 エッセイからの一文が、心に染みた。せめてあと20年は、なつかしい「故郷もどき」として感じ続けていただきたかった。
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 レッド・ツェッペリンの3枚目のアルバムを初めて聴いたのは、鹿児島市甲突川に架けられた新上橋そばにあったレコード店だった。友達と2人で聴きながら、もっとも戸惑ったのは、ヴォーカルのロバート・プラントの声の変わり様だった。最初の2枚のアルバムでは、太く迫力のある声だったのに、もっと金属的な細い声になってしまっていた。最初は、同一人物が歌っているとは思えなかったほどで、これにはかなりショックを受けた。
 もう1つ予想に反していたのは、「Communication Breakdown」や「Whole Lotta Love」のような、ストレートなハード・ロックが影を潜めていたこと。これが、それまでのファンの多くを裏切ったことは今でも、様々なレビューで良く目にするが、中学3年当時の僕もそういった中の1人だった。

 しかし、現在では、デビューアルバムと共に、最も好きなアルバムとなっている。中でも、4番目に収められた「Since I’ve Been Loving You」は最高!

 本日、生まれて初めてこの動物園に行ってきた。
 鹿児島に生まれ育った僕が、なぜ今まで一度も行ったことが無かったのか…。
 オープンしたのが昭和47年10月で、僕は高校1年生だった。ロック少年と化し、動物園に対する興味が失せていたのだ。
 僕の記憶にある動物園は、移転する前の鴨池動物園。小学校1~2年の頃までの朧な記憶の中でかすんでいる。動物よりも、園内を半周するおもちゃの電車とかコーヒーカップなどの乗り物がお目当てだった頃だ。

 4年前、ふるさとにUターンして以来、平川動物園に一度は行ってみようと思っていた。どういうわけか、4~5日前からその気になっていたのだが、行くなら家族連れで賑わう日曜日が良いと思って、今日を待っていた。子供たちの声があちこちから聞こえる雰囲気も楽しみたかったのだ。

 料金200円の併設駐車場に車を置き、インターネットの写真で見たアーチ型のゲートに向かって歩いた。
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 入場料大人200円、小人50円というのが嬉しい。
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 入り口ゲートをくぐると、桜島をバックに、キリンやダチョウ、シマウマなどが一緒にすごす「アフリカ園」が見えてきた。
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 キリンを直に見るのなんて、何十年振りかのことである。大きな体と、そのゆったりとした動きに感動してしまった。
 僕のデジカメは、ほぼ何の機能も付いていないバカチョンカメラなので、被写体に近づいて撮影できないとちょっと苦しい。ズームレンズが欲しいなぁ!

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 ライオンの檻の前では、多くの人が足を止めていた。迫力のある圧倒的な存在感は、その周囲の他のネコ属の存在を薄くしていた。空腹だったのか、いらだって狭い折の中を右往左往していて、顔つきにも緊張感がみなぎっていた。乳母車に乗せられた子供が泣き出していた。無理も無い。金網越しだから良いものの、こんなのが檻の中から飛び出して周囲をのし歩いていたら、堪ったもんじゃない。

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 檻の中のライオンに比べると、トラのほうが優遇されていた。築山と池付き。それでもやはり狭いことには変わりなく、苛立ったように池に入ってはすぐ出て、右の端まで歩き、取って返して池に向かうという動作を繰り返していた。

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 フライングケージと名づけられた1,900平方メートルの巨大な鳥カゴの中に、人が入ってゆく。熱帯雨林的空間を鳥と共有しているような一体感がある。約15種類の鳥たちの色彩が鮮やかだ。
 でも…、Flying cage って、「空飛ぶ鳥かご」っていう意味になるんじゃないのかなぁ?

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 パタスザルのこどもが、膝をそろえて網にしがみついている姿が可愛かった。

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 ナマケモノが放し飼いにされている。これは粋な計らい。目の前に生えた木の枝に、突然視界にナマケモノが出現するのは感動的だ。
 空を見上げる形での撮影になるので、どうしても逆光になる。肉眼では、美しい毛並みが見えていたのだけど…。

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 この中に、オーストラリアのクィーンズランド州政府から贈られたコアラがいる。日本の動物園の中では、もっともコアラの個体数が多いのだそうだ。

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 ユーカリの枝にじっとしがみついている様子や、葉をもぐもぐと食べている様子は、動くぬいぐるみを見ているようで可愛かった。よくあんなのんきな動物が生き延びてきたものだと思う。不思議大陸オーストラリア!

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 ヒマラヤグマ、ツキノワグマと並んで、ホッキョクグマが飼育されていた。鹿児島の夏は、さぞかし暑いだろうなぁ。

 入園時刻が午後3時ごろで、回っているうちに小屋の中に移動する動物もいて、ゾウ、サイなど、写真に収めることはできなかった。やっぱし動物園に行くなら、午前中が良い。
 それと…、1人で行くのって、なんだかつまらないなぁ。考えてみると、動物園に1人で行ったのは、初めてのことだった。
 ミクシィでのことになるが、少し前、ラーメン屋のアイアイさんが紹介文を書いてくださった。その中に、「この人が怒ることあるのかなぁ~」というのが第一印象だったとある。
 ちょっと見はそうかも知れない。怖そうな顔ではないと自分でも思う。が、それは見かけだけであって、実はけっこう怒りっぽい。アイアイさんのラーメンは美味しいので、顔が緩むのは当然なのであり、初めて会った時の穏やかな印象は、人柄とは無関係なのである。

 ここで一旦話は変わるが、毎月下旬になると、仕事で外を歩き回らなくてはならない。秋冬はまあ良いとしても、真夏は大変だ(昨日までその仕事があったので、ブログ記事も碌に書けなかった)。
 何日か前のことになるが、仕事中に、70歳前後と思しき男性からクレームを付けられた。言っていることは分かるが、実に些細な事だった。仕事なのであって怪しい行動ではないことを説明したのだが、それでもごちゃごごちゃと食い下がってくる。ゆっくりとお相手している暇など無い。我慢が限界に達したとき、僕は突然爆発する(長野にいた頃知人から言われたことがあるが、一瞬にして形相が変わるらしい)。こういう場合、少しでも遠慮が入っていると効果は薄くなるので、辺りに怒声を響き渡らせることになる。

 「そこまで言う必要は無いだろうが! 薩摩隼人が細かいことでごちゃごちゃ抜かすな!」

 相手は驚き黙りこくってしまった。さてと、その場にもう用は無い。さっさと仕事再開。さっきまで咆えていた犬まで、自分が叱られたのだと勘違いし、横を向いたまま凍り付いている。その様子がが可笑しくて、思わず吹き出してしまった。

 あの怒りの表現には演劇的パフォーマンスが入っているので、実は相手が思っているほど怒ってはいないのである。その証拠に、一瞬にして平常心に戻っている。実は、演劇の専門家から、そっちの才能があると言われたこともある。感情表現は僕の得意分野である(笑)
 とは言え、さすがにここまで派手なパフォーマンスは滅多にやらない。相手を見誤るとこっちが怪我をすることにもなるのだろうし…。

 ここでまた話は変わるが、最近ヒゲを伸ばし始めた。3週間ぐらいになるので、無精ヒゲの域は脱している。伸ばそうと思った理由など特に無いつもりだったが、今書いたできごとと心理的にリンクしているような気がしてきた。ごくたまに、仕事中面倒なことを言われ、時間をロスすることもあったのである。
 
 ヒゲについては、仕事先では特に何も言う人は居ないが、同居中の家族の評判は良くない。自分でもちょっと浮浪者っぽいかとも思う。仕事先の人は単に遠慮しているのだろうかと思ったりしていたが、一昨日スーパーで偶然会った知り合いの女性。

「めどうさんには合ってるよ。髪の毛ももっと伸ばしてみたら?」

 感じ方も人によりけりのようだ。

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