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桜島の見える部屋

 鹿児島のある街を歩いていたときです。大きな写真が目を引きました。新築マンションの宣伝看板です。


マンションの宣伝看板(30%)


 たぶん、この写真は合成だと思われます。 人との桜島の大きさのバランスや、桜島を見上げるようなアングルが不自然です。 こんな景色は、錦江湾に浮かんだ船の上からでなければ見えません。

 でも、僕はこの写真が嫌いではないのです。制作者の気持ちが伝わってくるからです。

 海から突き出ている桜島は、背景が空、前景は海のみ。空気の澄んだ日などは、こちらの視線を独り占めにして、ごつごつとした岩肌が迫力を持って迫ってきます。感動を胸にシャッターを押し、出来上がりを楽しみにしていると…、写真の中に縮小された姿からは、その雄大な存在感が抜け落ちてしまったようで、がっかりしてしまう。

 そんなことが多いのですが、この宣伝用の写真は、実際に目にしているときに「感じるもの」を巧みに表現した芸術作品だと思えるのです。

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 先週、南日本新聞の記事から、小松帯刀の手紙についての記事を紹介させていただきましたが(http://meadowblog.blog74.fc2.com/blog-entry-1138.html)、同じ南日本新聞から、今日は篤姫付老女幾島に関する記事です。

 鹿児島市唐湊(とそ)2丁目の唐湊墓地に、幾島の招魂墓が残っていることがわかり、碑文から、これまで不明だった出自や生没年などが明らかになりました。

 大河ドラマ『篤姫』以前は、篤姫の存在すら知らなかった人が多いのですから(僕もその中の1人です)、そのお付の老女となると、関心が寄せられなかったというのも無理ないですね。
 
 「心逞(たく)しく肝太い」などと評され、篤姫の信頼も厚かったということですが、ドラマで松坂慶子さんが演ずる幾島も、まさに「心逞(たく)しく肝太い」感じが出ていましたね。

 記事詳細は、こちらをどうぞ
  ↓
http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=129&storyid=10654


小松帯刀の手紙

 鹿児島の地方紙「南日本新聞」3日前の朝刊の1面に、一民家に保管されていた小松帯刀の手紙についての記事が出ていました。

手紙は、妻のお近に宛てたもので、日付と内容から薩長同盟実現に向けて奔走していた1865(慶応元)年、長州藩士らに接触する直前に、長崎から送付されたもののようです。

 その内容は妻への思いやりにあふれたもので、当時の小松の動きが推察できる一級史料としての価値もあるとのこと。

 詳しくはこちらをどうぞ。
   ↓

http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=29&storyid=10519

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姶良カルデラ

  カルデラとは、火山活動によって形成された窪地のこと。

 「陥没カルデラ」「爆発カルデラ」「侵食カルデラ」の3つに分けられますが、大半は陥没カルデラ。大規模な噴火で、火山灰、火砕流、軽石、溶岩などの、火山噴出物が大量に噴出し、空洞化し陥没してできた地形です。

 日本には全国に約30ものカルデラがありますが、その中で最も大規模なのが、北海道にある屈斜路カルデラ(約26×20km)。2番目が熊本県にある有名な阿蘇カルデラ(約24×18km)で、それに次ぐのが鹿児島県にある姶良カルデラ(直径約20km)です。

 鹿児島県に生まれ育った人ならば、「姶良カルデラ」のことは知っていると思いますが、全国的には、あまり知られていないのではないでしょうか? 錦江湾(鹿児島湾)北部がそれに当たり、桜島はその外輪山の南端に噴出した後カルデラ火山です。

 まずは、鹿児島市吉野町にある寺山からの眺望をごらんください。




 ※大画面はこちらをクリック
     ↓
寺山より鹿児島湾北部(姶良カルデラ)を望む


 衛星写真を見ると、きれいな円形のカルデラと、その外輪山に位置する桜島の様子がはっきりと確認できます。

姶良カルデラ 衛星写真 484×600 pixels


 以前は、ここに富士山を凌ぐ巨大火山があって、大爆発に伴う陥没で出来たと考えられていましたが、その後の研究で、単一のカルデラではなく、大崎カルデラ(北西部)、若尊カルデラ(北東部)、浮津崎カルデラ(南東部)など複数のカルデラが複合したものと考えられていますが、詳しいことは分かっていません。カルデラの中心近くには若尊海底火山の存在が確認されています。

 人間の歴史に残る最も大きな噴火は、1815年のインドネシア、スンバワ島にあるタンボラ火山でおきましたが、姶良カルデラ(約22,000年前)や阿蘇カルデラ(約8万年前)作った噴火は、それよりさらに大規模なものでした。
 タンボラ火山は直径60km海抜2850mの火山で、この噴火でできた直径6km深さ1kmのカルデラが山頂にあります。この時の噴火の 爆発音は1800km離れた場所にまで聞こえ、火山の周辺で は、噴火後3日間は、昼でも真っ暗であったといいます。約1万人が死亡し、そのあと餓死・病死者がスンバワ島で38,000人、隣のロンボク島で44,000人が出るなど、死者の総計は92,000人にも達しました。また、翌年の北半球の夏は平均気温が0.7度低くなったということです。
 地球規模での影響を及ぼしたこの爆発よりさらに大きかったという、太古の阿蘇カルデラや姶良カルデラで起こった火山爆発。どのようなものだったのか、想像するだけで恐ろしくなってきます。

 尚、以前は、鹿児島のカルデラとしては姶良カルデラしか知らなかったのですが、Uターン後、他に阿多カルデラ、喜界カルデラ、加久藤カルデラ、池田カルデラと、計5つのカルデラがあることを知りました。最後にあげた「池田カルデラ」とは、巨大生物イッシーや大ウナギで知られる九州最大の湖、池田湖です。
 通常は、桜の季節のみの一般公開なのですが、今年は「篤姫ブーム」の煽りを受けて、ゴールデンウィーク中も公開。本日が最終日なので、行ってきました。

☆01(30%)


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 ドラマの様々なシーンが思い出されました。

 この礒山公園は、かつて仙厳園からロープウェイで上ってこれました。その頃はゴーカートもあったので、子供の頃は大好きだった場所です。
 眺めの良い場所で、桜島を見るには最高の場所。お花見の時季だけの限定公開になっているのが勿体ないように思えますが、そばに「吉野公園」「寺山公園」と、大きな公園が二つもあるのと、かつてロープウェイがあった周辺が、危険箇所として立ち入り禁止になっていて、総面積がかなり狭くなっているのが、要因なのかなぁ・・・。

 「さてと、ゴーカートのあった場所は、どのへんだろう?」

 探してみると、立ち入り禁止になっていたその場所は、こんなふうに荒れ果てていました。

☆ゴーカート(30%)


 これはちょっと寂しかったなぁ…。


 さて、そろそろ次の目的地へ行こうか…、と思って去り際に振り向くと、桜島が噴煙を上げていました。

☆桜島03(30%)


 次の目的地吉野公園に向かう途中、2度目の噴火。

☆桜島2度目の噴火(30%)


 吉野公園に着いたときには、こんな形に…。

☆桜島吉野公園(30%)


 さらに、次の目的地・寺山からは、こんな眺めに…。

☆桜島寺山より(30%)


 こういう噴煙の形は、初めて見ました。

 風下の大隈半島は、降灰に直撃され、大変だったろうと思います。

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