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上田橋さん

上田橋さん (30%)

 初めてこの表札を目にしたとき、かつて住んでいた上田市のことを思い出した。市の中央付近に、千曲川の左岸と右岸を結ぶ「上田橋(うえだばし)」という橋がある。

 それがなかったとしても「へぇ!こんな苗字もあるのか…」と、ちょっと驚いたのではないかと思う。何の説明もなく「上田橋」という文字列を見て、それを「苗字」であると認識する人が、果たしてどのくらいいるだろうか?

 読み方は「うえだばし」さんではなく、「かんだばし」さん。表札に「KANDABASHI」というローマ字表記が添えてある。「うえだばし」さんと読まれてしまうことも少なくないのではないかと思う。

 2007年の電話帳記載件数・全国で18件という希少苗字。うち11件が鹿児島県。

神田橋さん (30%)

 こちらも「かんだばし」さん。

 同じようにローマ字表記が添えられている。

 全国の電話帳記載件数75件と、「上田橋」さんよりやや多い。うち宮崎県20件、鹿児島県19件と、南九州の2県で全国の半数以上を占める。

 鹿児島県内の分布を見ると、

  「上田橋」さん 全11件中 霧島市7件

  「神田橋」さん 全19件中 霧島市8件 曽於市5件

 宮崎県における分布は…、

  「上田橋」さん 0件

  「神田橋」さん 全20件中

    都城市7件 高原町7件 小林市2件 
             (以上16件 旧薩摩藩)
       以下、宮崎市3件 延岡市1件 

 このような分布状況から、「上田橋」さん「神田橋」さんとも、旧薩摩藩、現在の鹿児島・宮崎両県の県境付近の発祥ではないかと思われる。



 「○田橋」さんという苗字が鹿児島県にもう1例ある。

  「高田橋」さん。
  
  全国に38件
  
   宮崎県  12件
   鹿児島県 11件
  
   宮崎県の12件中、9件が旧薩摩藩の都城市。 



 === === === === === === ===




















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 最近どうも気になっているラーメン屋があって…。

01 外観 (30%)


 はじめてその前を通ったときは、そこがラーメン屋であることに気づかなかった。


 気づいたのは、その後いつだったか、カウンター席でラーメンを啜る人の姿がちらりと見えたとき。

 ここがラーメン屋かと驚いたが、そのときは、それ以上に興味を持つでもなく、思い出すこともなく時が過ぎ去った。


 気になり始めたのは、その店のことを書いてある幾つかのブログにたどり着いてからのこと。



 懐かしい昭和の雰囲気が漂うレトロな店内。

 高齢の女将さんの明るい人柄。

 常連さんとの家族のような温かい会話。

 透明感のあるスープに、程よい茹で加減の麺、淡くシンプルなおいしいラーメン、等々。

 こんなことが異口同音に語られていたのだから…。



 と、そんなわけで本日そこに行ってきた。



  *** *** ***


 「はじめまして」と店に入っていくと、

 「いらっしゃい」と人懐っこい笑顔。

 暑い中を自転車で行ったので、額の汗をタオルでぬぐいながらだった。

 「あら可哀想に、ここは暑いのよ、それでもいいの?」

 「はいはい、それはもう覚悟のうえで来ましたから」

 冷房が無いことを気遣っての言葉に親しみが感じられ、初めて来たという感じがしない。

 カウンターには、常連さんらしき2名の男性客。女将さんとの鹿児島弁での会話は、まるで親戚みたいな雰囲気。

02 店内の様子 (30%)

 「ご飯はこのくらいでいいね?」

 「うん、よかど」

 「足らんかったならお代わりをしなさいね」

04 おくつろぎくdさい (30%)


 仕上げのニンニクを摩り下ろしながら女将さん、

 「このくらいでいいですか?」

 とこちらの好みを確かめる。

 「にんにくを擦るのも、けっこう力仕事じゃないですか?」

 と問い掛けると、

 「擦ったのを置いておけば楽なんだけどねぇ。アタシはそれじゃ嫌なの。食べるときにこうして摩り下ろさないと、味が良くないのよ。金(カネ)のおろし器も使わないの。陶器じゃないとニンニクの色が変わってくるのよ」

 と、抑揚の大きな口調で楽しげに語る。

05 漬物 (30%)


 漬物はボールに盛ってあって、好きなだけ小皿に取れる。

 「胃に障らないから、たくさんどうぞ。干してない大根だから。」

 なるほど、と思いながら、取り箸を取った。

06 ラーメン (30%)

 
 巷のラーメンに比べると、一口目に感じる味は、かなり静かなもの。箸が進むにつれ、やわらかな味わいがじわじわと伝わり、スープが半分になった頃には「美味いなぁ」となり、完食する頃には「また食べたい!」と思ってしまう。
 5年前に亡くなったご主人の、「毎日食べても体にきつくないように」という思いから、このラーメンになったのだそうだ。

 女将さん、現在77歳。表情も身のこなしも生き生きとしていらっしゃる。昔話や最近の心境などを、飾り気の無い鹿児島弁で楽しげにお話になる姿が印象的だった。

 ゆで卵1個のサービス付で300円。大は350円。

 お昼のみの営業で、日曜定休。7月~9月の暑い間は、土曜日も休み。
 
 『ほりえラーメン』 @鹿児島市堀江町


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