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 記録に残る肝付尚五郎は、何事にも熱心に取り組む少年で、儒学、歌道、剣道、馬術など、昼夜問わず勉学に励んだが、17歳のころから病気がちになり、母親に勉強のし過ぎではないかと心配され、薩摩琵琶を弾き始める。

 ところが、今度は琵琶にのめり込んでしまい、その凝りようを心配した肝付家の家令(家務会計の管理し、雇い人を監督する役職)が、古い長歌を引用し、「祖先に恥ずかしくないように」と諭した。

 長歌は、その昔、豊後、肥前、肥後、薩摩に亙る勢力争いが盛んだったころの様子を歌ったもので、肝付家が苦戦したことも歌われている。

 その件を涙を流して聞いていた尚五郎は、武士である自分が芸事だけに没入していたことを恥じ、涙を流しながら琵琶の糸を捨て、二度と手にしようとしなかったという。
  

  ***


 男尊女卑の気風の強かった薩摩において、島津の分家の娘だった「於一」の記録が、ほとんど残っていないのに対して、肝付家の三男坊・尚五郎については、本人の人柄を偲ばせるこういった生々しい記録が、数々残されている。

 そこから伝わる「尚五郎の一途さ」が実際に向けられた対象は、学問・武術・芸術だったのだが、それを「於一」にシフトさせて描かれたのが、大河ドラマ『篤姫』の前半部分部分における「尚五郎さん」だった。家令に諌められ、のめり込んでいた琵琶を泣く泣く手放したエピソードなどは、「恋い慕っていた於一が、斉彬の養女となり、思いを遂げることを諦めた」というドラマの中だけの架空の状況にデフォルメされてはいるが、実在した「肝付尚五郎」の心の葛藤を、けっこうリアルに描き出し得ていたように思う。

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