天文館某所で待ち合わせて、高校の同期生S君・K君と久々に会った。
S君とは、鹿児島にUターンした頃連絡を取り、以後数回会っている。
Uターン直後にS君と再会したときは、20年を経て互いに変貌していたため、ぱっと見で相手を判断できず、何度もすれ違い、待ち合わせ地点付近をしばらく右往左往して、ようやく互いを確認できた。大笑である。
今回は、このS君に間を取り持ってもらって、現在歯科技工士をしているK君と30年振りに会うわけで、記憶の中にある彼の姿は20代の若者のままで留まっている。還暦近くなった今、どんな姿になっているのか…。
そんなことを思いつつ、約束の夕方6時より5分ほど前に待ち合わせ場所に到着した。辺りをキョロキョロしてみると、人待ちらしき人が何人かいて、その中には、どことなくK君に似た感じの人もいたので、声をかけてみようかとも思ったが、
「待てよ」
一瞬思いとどまった。
真っ黒に日焼けした若者っぽいファッションに身を包んだ彼は、30代後半くらいだ。これはどう考えても他人のそら似。
鹿児島の青い空から降り注ぐ紫外線と猛烈な暑さを避け、空調の効いたビルの中にはいり、玄関のガラス越しに外の様子を見ながら、6時を待つことにした。
約束の時間を3分過ぎた頃、S君の携帯を鳴らしてみると、電話に出た直後にビルの中に入ってきた。続いて現れたのは、なんとさっき見かけた若者!
10年前にS君を見紛ったのは、肥大化して想像以上にオッサンになっていたためだったのだが、K君の場合は、その真逆!
いやぁ…、まぁ見た目だけのことではありますが、いろんな年のとりかたがあるもんですねぇ(笑)
相手をすぐに認識できなかったのはお互い様で、僕もそれなりに変貌しているからなのだが、これは僕の目線で書いているので、その点については、棚に上げておきます。
この夜は、まずS君行きつけの居酒屋『分家無邪気』に行き、ビールと焼き鳥を楽しんだ。
この『分家無邪気』、天文館の北エリアにある店だが、白熊で有名な『天文館むじゃき』の「分家」なのかと思いきや、ルーツは全く別。
※(「分家無邪気」と「天文館むじゃき」)で検索すると、そのあたりの事情が詳しくわかります。
その次に足を運んだのが、僕がリピートしている『ジパング』っていう三姉妹で運営しているお店。
パブなのかな? ラウンジとかスナックとかいろんな呼称があるけど、検索してみても、どうも定義が曖昧みたい。
この店を気に入っている理由は、雰囲気が良くて、いつも気楽に楽しく過ごせること。女性として三人三様の魅力があり、そこに加えて下の二人は大のお喋り好きで、こちらを退屈させない。褒め上手なので、行く度に良い気分にさせられる。
入口から入ってくるお客を見ていると、皆が一番の得意客みたいな表情で楽しそうに入ってくる。たぶん「大切にされている」っていう思いがあるんだろうね。まだお付き合いの長くない僕にしても、すでにそうだし(笑)
この夜は、S君もK君も楽しげでした。とくにS君は、ジャズ、ロック、ポップス、国内外、時代を問わず、幅広い音楽事情に精通する「音楽オタク振り」を発揮し、はじけまくってましたねぇ。
Zipang ジパング
鹿児島市山之口町10-8 大和ビル 4F
電車通りから文化通りを南下し、最初の交差点を右折、そのまま真っ直ぐ進んで左手にあります。
なかなか発見できなかった場合、お店に電話してみてください。
099-223-6056
その後向かったのがラーメン屋『まる錦 桃源』。
出汁や食材にこだわったバランスの良い味が好きで、個人的には天文館でこれまで食べたベスト3に入る。
この店と『ふくまん』『元斗好軒』、以上が、現在の同率一位。
味の好みって時とともに変わるし、未体験のおいしい店も随時加わってくるわけで、「天文館ラーメンマップ」も次第に塗り替えられて行くんだけどね…。
で、お腹も満足したあと三人は幸せな気分で解散したのでありました。
ところで、K君の日焼けと若者のようなファッションの理由は、サーフィンだということがわかった。鹿児島県内や宮崎など、あちこちに出向いているということ。高校時代のおとなしかった彼からは、こういうアウトドアな活動は想像できなかったなぁ。
旧友のこういう細かい近況を知ることができるのも、故郷に住む良さのひとつだよね。
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コメント
コメントありがとう
だから、全体的な雰囲気ぐらいしか見ていないんでしょうけど、相当若く見えたのはホントのことだよ。
でも、そんなこととは別に、ホンマに楽しかったね☆
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