前の記事で、昔と今とで呼び名の変わったものを挙げましたが、ふと、その呼び名の語源を知りたくなって調べてみたら、中には意外なものも出てきました。
最も意外だったのは「チャック」です。カタカナ表記なので外来語かと思いきや、「巾着」の「ちゃく」をもじって出来た商品名だったのです。
トレーナーは、VANの創始者、故・石津謙介さんの造語。trainerという英語を調べてもスウェット・スーツの意味は出てきません。
ズックというのはズック靴の省略。ズックというのはオランダ語のdoek。麻・木綿の繊維を太く縒(よ)った糸で織った布地のこと。
チョッキは、英語の jacketからだと言われています。ジャケット→チョッキという変化は、現在ではちょっと考えられないものですが、明治時代の日本人にとって苦手な発音は多かったようです。
西洋音楽教育がアメリカから導入された頃、「ドレミファソラシド」という音名の発音が日本人にとっては難しいということで「トケミ」唱法なるものが考案されたことがあります。「ド、レ、ファ、ラ、シ」という今では「どうして?」と思うような発音を日本人に歌い易いように変えようというわけで考え出されたのが、「トケミハソダチト」というもの。結局これは採用されなかったわけですが、もし採用されて、そのまま使われ続けたとすれば、子供たちは、こんな感じで歌っていることになります。
「もしもしカメよ」
ソミソミミケケ〜 ケケトケミ〜
ソッソミ〜ソミ〜ケト〜 ケッケミケト〜
ソッソソッソ ダッダダ〜 トットトッダソ〜
ダッダソ〜ダ ソッソミ〜 ケッケミ〜ケト〜
「君が代」
ケトケミソミケ〜 ミソダ〜ソダ ケチダソ
ミソダ〜 ケトケ〜 ミソダソ ミ〜ソケ〜
ダ〜ト〜ケ〜 ト〜ケ〜ダ〜ソ〜 ダ〜ソミケ〜
果たして、これを笑わずに歌い通せるでしょうか?
カタカナ語の中には、英語として通用しない和製英語がかなりありますね。
ルームクーラー、アンバランス、イメージアップ、インターホン、カメラマン、オートバイ、ケースバイケース、コンクール、コンセント、シャープペンシル、スタイリスト、スマート、セカンドハウス…等々、並べ始めたら切りがありませんが、思い付いたものがあったら、どうぞ教えてくださいませ。
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