指宿市にある知林ヶ島。1997年に制作されテレビドラマ「青い鳥」で全国的に有名になったらしいが、僕はそのことを知らなかった。小学校の遠足で長崎鼻に行ったとき、その帰りに、遠くから見て説明を受けた微かな記憶の中にその島がおぼろげに存在するだけで、名前さえ忘れていた。
福岡から帰省中の親友N君が、ふるさと滞在最終日の今日、鹿児島中央駅17時50分発の新幹線に乗るまでの時間がすっぽり空いたとの電話を朝受け、共通のテーマになっている鹿児島探索をしようということになり、その島に行ってみることにした。
鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ、周囲約3km、面積約52ha、最高点約90mの無人島。大潮または中潮の干潮時には、世界でも珍しい長さ約800mの砂州(砂の道)が出現し、島まで歩いて渡ることができる。
駐車場に着いたのは午後2時ごろだった。

風の強い中を田良岬の砂浜に歩いて行くと…、
お目当ての知林ヶ島が見えてきた。

果たして、砂州の小道は現れているのだろうか…。潮の干潮時刻など何も調べずに、出発後に行き先を決定したので、全ては運任せなのだ。
さらに歩いてゆくと、こんな立て看板があった。

「はかない」という言葉が印象的だ。
どうやら、砂州は現れていないようだ。

これから、潮が引いてゆくのだろうか? それとも満ちてゆくのだろうか?
背中に「知林ヶ島」と書いたシャツを着ていた60代ぐらいの監視員と思しき男性が立っていたので訊いてみると、今が干潮なのだが台風4号で砂が流され、砂州がつながらないのだと説明してくれた。
― 台風で大切な自然が破壊されたのだろうか?
心配してしまったが、北側の錦江湾内部からの潮流によって砂が運ばれて、通常冬ごろまでには砂州が形成されるのだそうだ。
その後、僕らは近くにある魚見岳へ登ってみることにした。標高214.8mという低い山ではあるが、付近に高い山が無いので、周囲が良く見渡せる。山頂付近まで車で行けるのが有難い。
魚見岳山頂から見た知林ヶ島。

海面下に砂が盛り上がり、不完全ながら砂州が形成されつつあるのが分かる。
帰宅後調べてみたら、知林ヶ島のホームページがあって、なぜ砂州ができるのか、いつ行けば見られるのか等、詳しい解説が出ていた。最新の砂州情報も出ているので、次は事前にこれをチェックしてから行こう!
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知林ヶ島のホームページ
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