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 僕にしては珍しいことなのですが、ある居酒屋の常連になった時期があります。まだ長野県上田市に住んでいた頃のこと。その店のマスターは、若い頃ロックバンドでドラムを叩いていたことがあり、当時の付き合いの中では、珍しく70年代ロックの話が出来る相手として僕にとっては貴重な存在でした。風貌も、長髪を1本に束ね口ひげを蓄え、ミュージシャンっぽい風貌、声も良く、歌も上手い人でした。
 店の端っこの小さなお座敷席にアンプが置いてあって、たまにそこで常連さんによるミニ・ライヴなどを開くこともあり、僕にとって居心地の良い空間でした。休日の前夜など、そこで知り合った常連客と、明け方まで飲むなんていうこともしばしば。40歳過ぎて「青春再び」という空気にどっぷり浸れる時間は、今思い出しても楽しい気分になります。

 そんな中で、20代そこそこの常連客2人と顔馴染になりました。ある夜、その店に置かせてもらっていたマイ・キーボードでエマーソン風の弾きまくりを披露したら、それを面白がってくれて、以来僕のことを「ダチじゃん!」と認識してくれたようです。その2人、その頃は左官見習をしていましたが、高校時代は、いわゆる「ワル」として生活指導の先生に可愛がられていた子たちでした。
 そういうタイプの若者と付き合うのは、僕にとっては珍しいどころか、初めてのこと。高校時代の顔はどうだったか分かりませんが、オフタイムに会うせいか、いつもニコニコと上機嫌で、気立ての良い奴らという印象しかありませんでした。

 ある夜、その2人から、自分たちの馴染みを紹介したいと言われたことがあり、マスターの許可を得て、付いて行ったことがありました。
 その2件目の店で、高校時代にワル同士で殴りあいの喧嘩をしたことなどを、懐かしそうに話してくれました。自分の彼女と町で連れ添って歩いているところを見たから、といったような他愛ない話でしたが、「ボコボコにした」とか「ボコボコにされた」という話を、屈託無い笑顔で楽しげに話している姿を見ていると、「悪い奴らじゃないんだな」と、無理なく思えてきました。

 彼らは、おとなしい生徒たちを脅かすようなことはせず、陰湿な駆け引きとも無縁。単純ゆえの派手な喧嘩をワル同士で繰り返していただけのようです。古いタイプの、いわゆる「分かりやすい不良」でした。あ、「分かりやすい(元)不良」ですね。
「明るい不良」とでも言うべき彼らとの付き合いは楽しかったですね。ワルと呼ばれる奴らが、皆性格が捻くれているわけじゃないんだと、その時、認識を新たにしました。

 以後、飲み屋で、「いかにも不良」というタイプの若者を見かけたら、声をかけて一緒に飲むことということも増えていきました。


      (「その2」へ続く


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