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 「はじめまして」という言葉、正しくは「初めまして」なのでしょうか「始めまして」なのでしょうか?

 以前は、迷いなく「初」という字をあてて使っていました。サイトや掲示板への掲示板で「始めまして」をよく見かけますが、IME変換でたまたま「始めまして」が最初に出てきて、そのままうっかりEnterを押してしまったのだろう、ぐらいにしか考えていませんでした。
 初めての挨拶なのだから「初」であり、「始」の字をあてるのは意味としておかしいですよね。

 そこで、「始めまして」が間違いであることについて、言及したサイトがないものかと思って、検索をかけてみました。

 ところがです!

 出てきたのは、広辞苑に「始めまして」と書かれているという事実でした。
 さらに、「初めて」と「始めて」どっちの字を使っているかという調査をまとめたものが掲載されているサイトも出てきました。それによると、20代では90%以上が「初」ですが、年代があがるにつれ、きれいなカーブを描いて「始」が多くなってゆき、70代、80代でそれが逆転して、「始」の方が少し多くなっているのです。
 ということは…、それ以前だと、もっと「始」が多かった可能性が高いということですよねぇ? 

 あれれ…、これは意外や意外です。じゃあ、元々「始めまして」が正解だったのでしょうか??

 時代とともに変化した言葉はいくらでもあります。ご存知のように、「たちまち」という言葉など、元々は「居待ち」に対する「立ち待ち」であり、立って待てる時間という意味でしたが、現在では時間的に随分短縮されてしまいました。
「たそがれ」は、暗くなったときに「誰そ彼」と言ったとことに由来し、それが江戸時代に「たそがれ」となったわけです。
「こおろぎ」と「きりぎりす」なんか完全に入れ替わっているわけだし、「始めまして」が「初めまして」に変化するのぐらい小さなことです。
 
 元々「始めまして」だったとすると、現在では、「初めて会いました」という意味で使われるこの言葉も、本来は微妙に意味が違っていたのでしょうか? たとえば、お付き合いを「始めまして」という、これから続くであろう時間的な広がりをイメージしたものだったのではないか…。
 考えてみれば「初めて」という言葉には、「初める」「初めます」という変化形は存在しません。「初めまして」という言い回しは、少し変ですね。

 その後、ある方から、こんな情報が寄せられました。

 「明治時代までは『初めて』の意味で『始めて』と書かれることもあった」というものです。

 「初めて」と「始めて」では、意味は違いますが音は全く同じです。その意味にしても遠く隔たったものではなく似通っています。ある事を「始めた」時は、ある事を「初めて」行った時でもあります。
 「初めて」という言葉は、元々「始める」という言葉の概念に含まれるものだったのではないでしょうか? そこに中国産の「初」という漢字をあてたところから、「初」と「始」が異なる概念として分岐し、独立したような気がします。

 「はじめまして」という言い回しがこの世に登場した頃は「始めまして」でも「初めまして」でも良かったのでしょう。
 実際、ある国語学者によると、両方とも昔から使われていたらしいのです。現在のように、二者択一的な「正しい日本語」について厳密にこだわる風潮も無かったでしょうしね。
 散々考えた挙句、結局辿り着いたのは「どっちも正しい」という、なんだかちょっと気抜けしたものとなりました。

 そんなわけで、「初めまして」と書いても「始めまして」と書いても、それぞれを間違いだと思っている人が確実に存在しているのが現状ですから、僕は「はじめまして」と仮名書きにするようにしています。

 最後に1つ付加事項。
「初める」という表現は無いのだから「初めまして」という言い回しは不自然ではないか? と述べましたが、その疑問が筋違いであることが判明しました。
「尽いて」を「尽きまして」、「以って」を「以ちまして」と言うのと同じように、「初めて」を丁寧に言った形が「初めまして」というものだということで、「初める」という動詞として使われているのではないとのこと。素人考えの限界を痛感した瞬間でした。
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